「カエルの王女さま」の最終回は21日夜10時からの放送となります。
「カエルの王女さま」の前回10話の平均視聴率は、8.8%でした。
最終回の視聴率はどうなるのでしょうか?
気になる最終回のあらすじです。
澪(天海祐希)たちシャンソンズは、音楽堂での公演に向けて準備を進めていまし
た。ところがその直後、何の予告もなしに音楽堂の解体工事の準備が始まってしい
ます。
音楽堂に駆け付けた澪や忠子(石田ゆり子)、一希(玉山鉄二)らは、現場監督に
詰め寄り説明を求めました。現場監督は、解体工事が明後日に繰り上がった、とだ
け答えると、文句があるなら元請けの安見重建に言え、と澪たちに告げます。
市長の清忠(岸部一徳)は、哲郎(小泉孝太郎)から、音楽堂の解体工事を始めと
するゴミ処理施設建設に関わる孫請け業者が、由芽市の業者からすべて安見重建の
関連会社に変わっているとの報告を受けます。
安見重建の経営者は、安見市市長・鴻池(ミッキー・カーチス)の息子でした。談合
の可能性を感じ取った清忠は、哲郎とともに鴻池の元へ押しかけましたた。
しかし鴻池は、由芽市の業者は審査基準に達していなかった、などとうそぶきます。
清忠とともに桜(濱田マリ)の店『Singers』にやってきた哲郎は、今回の合併話は、
最初から鴻池らが私腹を肥やすために仕組んだものではないか、と澪たちに話し
ます。そこで清忠は、日時を繰り上げてコンサートをやるよう澪たちに提案します。
続けて清忠は、安見重建のことは自分が何とかするから、音楽堂を1000人の観
客で埋めて未来への可能性を見せてほしい、と澪たちに告げます。
清忠の思いも受け止めた澪は、取り壊し工事の前にゲリラライブを行うと宣言し、
チケットを買ってくれた人たちへの連絡、歌とダンスの習得、さらには会場や衣裳
の準備などを1日でやり遂げよう、とシャンソンズのメンバーに告げました。
このドラマは、ドラマの内容が音楽に関係するだけに、元宝塚歌劇団の天海祐希
さんや、元劇団四季の久野綾希子さんなど、ミュージカル女優や菊地美香さんや
福原美穂さん、大島優子さん、濱田マリさんなど歌手としても活躍している女優が
出ています。
その中で岸部一徳さんがベーシストだったことを知らない人も多いのではないで
しょうか?
岸部さんは、グループサウンズの「ザ・タイガーズ」のベーシスト・リーダーと
してデビューし、グループサウンズで唯一とも言える本格的なバリトンヴォイスで
も聴衆を魅了しました。
「ザ・タイガーズ」解散後は、1971年2月1日に元ザ・タイガースの沢田研二さん、
元ザ・テンプターズの萩原健一さん、大口広司さん、元ザ・スパイダースの大野
克夫さん、井上堯之さんらとPYGを結成し、そのPYG解散後は、沢田研二さんと
萩原健一さんを除いたメンバーで「井上堯之バンド」を結成しました。
「井上堯之バンド」は、沢田さんのバックバンドを勤めたり、萩原さんの出演し
ている作品のサントラを手がけたりしていました。
「太陽にほえろ」のあのテーマ曲で、かっこいいベースを弾いているのは岸部さん
なのです。
さらに日本を代表するベーシストとして有名な後藤次利さんにベースを教えたの
も、岸部さんです。
それから、日本公演のため来日していたレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・
ジョーンズさんが、テレビで観た岸部さんのプレイに感動し、しきりに会いたがっ
ていたという逸話もあるほど凄いベーシストだったのです。
だったという言い方は正確ではありません。
現在は俳優としての活動に重点をおいていますが、現在でもベーシストとして活動
していて、2011年9月には沢田研二さんのコンサート・ツアー「LIVE2011~2012」
に参加[し、33都市、全38公演すべて、全曲においてベーシストとして参加していま
す。